縄文大好きな二人

絵本好きの安藤子由利さん と

彫刻を学んだ小松弦太さん 

縄文大好きな若手作家の二人展です

 

安藤子由利   土笛(後列) 土鈴 (前列)

 

小松弦太   土器 鳥

 

野焼き(焚火のような中で焼いた)の土器いっぱい

(火から出したてのものを置いた板を 台に使用)

 

初日 安藤さんの学生時代の友達3人が

サプライズにて 

パーティークラッカーでお祝いしてくれました

散らかったものを片付けるため

ミニ塵取り・ホウキ持参という周到さ

素敵な心優しいお友達

私も 楽しませてもらいました

ありがとうございました!

 

もちろん 

野焼きの土器以外の いつもの作品

安藤さんの動物の花入れや

小松さんのシンプルな食の器も

たくさんの中から選べます

一味違うやきものの世界も お楽しみください

 

12/25(水)まで開催
年内最終営業日となります

 

土鍋と茶香炉

新米をもっと美味しくする土鍋 18点そろいました

普通の土鍋より 

背が高いほうが対流で美味しく

フタが重いほうが 圧で美味しく

二重フタか 一重でも重いフタです

 

黄伊羅保刷毛目 飯碗

ご飯茶碗も 10種類以上

 

茶香炉 龍

水から 上がったところ

 

歯 と 舌  

 

手には 玉を抱えて

茶香炉は ネコ11匹もいます

 

繊細さと大胆さを 薪窯で表現

小山さんの新作の迫力 すごいです

 

 

カクテルドロップス 終了

坂本 新さん 金澤シュウさん 二人展

「カクテルドロップス」終了しました。

今までの「舞台」とは全く違う展示となり

お客様同様 私もワクワク楽しませてもらいました。

 

笠間陶芸大学校一期生(2016年卒業)の金澤さん

「コンタクター」のようなオブジェを制作する作家も

これから増えてきそうです。

来年から「笠間陶芸大賞展」も始まり、

笠間のやきものの新しい流れにご期待ください。

金澤(カネサワ) シュウ さん紹介(後篇)

 (前篇からのつづき)

 

陶芸教室の先生に陶芸学校に入ることを勧められ、

笠間の窯業指導所で2年、陶芸大学校研究科で1年学んだ。
同じ施設が、ロクロ中心で職人を育てる「窯業指導所」から、

造形も学ぶ作家養成「陶芸大学校」へ変わった、

ちょうどそのタイミングで両方に在籍した貴重な経験。
2017 国際陶磁器展美濃入選
2017.3 笠間陶芸大学校卒業

 

asuraの心

 自分のやりたいことがはっきりせず、もやもやしていた時期が長かったが、

今は、土で作るというよりどころがあり、そのもやもやを形にできるようになってきた。
2018 陶ISM展(横浜)参加。
2019 「はなうつわ」(栃木県足利市の古民家)で華道家5人と陶芸家8人のコラボイベント参加。 
襖絵・ちゃぶ台・柱・布といったいろんな要素のある空間でのコラボ。
作品として自己完結するのではなく、融合する面白さを初めて味わった。
 アーティストから直接買える販売サイト

「これやん」(放送作家倉本美津留主催)に出品中。

 

空想の中で理想としているものを作ったら、それが現実になり、

次は違うものを作る。
自己認識の世界を変え、半年たてば作品も変わっていく。

 


他とのコンタクトからも刺激を受けながら、

進化しつづける金澤シュウ君、これからも目が離せません。

金澤(カネサワ) シュウ さん紹介(前篇)

「かわいくないとガマンできない」
「かねさわシュウ」は柔らかい音にしたかったから作った作家名。

(本名は「かなざわたかし」)
シュウ君は、そんなデリケートでアニメ好きな26歳です。

 


代表作「コンタクター」は、

無機質(機械)だけど表情はある「かわいい」オブジェ。
「他者との接触を図る架空の生命体。

Contact(接触)という言葉にer (~する者)を付け加えた造語」
制作過程「スケッチブックに重力を無視したイラストを描き、世界観を創り上げる。

それをベースに陶体とする為に細かい造形を決めていく」
コンタクターという言葉の由来は、「first contact(未知との遭遇)」からきている。
 中学時代、面談で将来について聞かれ、電気スタンドやシャーペンの形が好きなことから、デザインを意識するようになったそうです。
美大に入ったものの、ファインアートより工業デザイン中心のカリキュラムに違和感を覚え、2年で中退。
用途を考えない「アート」をやりたいと思った。

 


その頃、星の本からヒントを得て、

アクリル絵の具で絵を描いたテーブルが部屋にありました。

 

学生時代の作品「Multiverse(多次元宇宙)」は、

方向によって見え方が違う。

神がどこにも宿っている。

模様と形が、感覚的にイスラムに近い。 

 

モノ作りの素材として陶と出会ったのは、南青山の陶芸教室で。

(後編につづく)