粉引き

粉引き コヒキ 長方皿

 

李朝(李氏朝鮮)時代の陶器を愛してやまない清水さん

「粉引き」はその代表的技法とも言えます

 

粉引き丸皿

 

「粉引き」とは

鉄分が多く、焼くと赤・茶系になる素地土の上に

白土の泥を掛け(「化粧掛け」)

透明釉を掛けて焼いたもの

 

 

粉引き御本 ゴホン 小丼

 

「御本」は、粉引きの中でも

赤みのある斑点のようなものが出たもの

素地土と化粧土の関係や

焼く時の窯内の環境(酸素の量により、酸化・還元)により

現れるようです

もともと 茶道の世界で

「御本茶碗」と珍重されたそうです

 

「粉引き」と言っても

素地土・化粧土・釉薬のバランスによって

表情はかなり変わります

原土(掘り出したままの土)も使い

土味を大切にする清水さんです

 

会期中の土日午後は在廊してくださいます

*清水一博さん紹介(2016年に取材)