金澤(カネサワ) シュウ さん紹介(前篇)

「かわいくないとガマンできない」
「かねさわシュウ」は柔らかい音にしたかったから作った作家名。

(本名は「かなざわたかし」)
シュウ君は、そんなデリケートでアニメ好きな26歳です。

 


代表作「コンタクター」は、

無機質(機械)だけど表情はある「かわいい」オブジェ。
「他者との接触を図る架空の生命体。

Contact(接触)という言葉にer (~する者)を付け加えた造語」
制作過程「スケッチブックに重力を無視したイラストを描き、世界観を創り上げる。

それをベースに陶体とする為に細かい造形を決めていく」
コンタクターという言葉の由来は、「first contact(未知との遭遇)」からきている。
 中学時代、面談で将来について聞かれ、電気スタンドやシャーペンの形が好きなことから、デザインを意識するようになったそうです。
美大に入ったものの、ファインアートより工業デザイン中心のカリキュラムに違和感を覚え、2年で中退。
用途を考えない「アート」をやりたいと思った。

 


その頃、星の本からヒントを得て、

アクリル絵の具で絵を描いたテーブルが部屋にありました。

 

学生時代の作品「Multiverse(多次元宇宙)」は、

方向によって見え方が違う。

神がどこにも宿っている。

模様と形が、感覚的にイスラムに近い。 

 

モノ作りの素材として陶と出会ったのは、南青山の陶芸教室で。

(後編につづく)