髙田藍紗さん

   

 藍紗さんの笑顔と笑い声は、いつも明るく元気で、

周りにはいつも自然と人が集まってきます。
そんなお人柄同様、「明るい色」の作品がほとんどで、
色と形との調和を大切にして、作陶しているそうです。
 お父様も陶芸家でしたが、

「焼き物だけはやりたくない」と思っていた時期が長かったといいます。
 こどもの頃から、父親の手伝いで

陶炎祭(ひまつり)の小屋作りをしていたこともあり、大工仕事が好きでした。
体を動かす仕事、家を建てるような大工になりたいと思っていました。
 建築・設計の勉強もしましたが、図面引きをするような授業に違和感を感じ、

結局その道には進みませんでした。
 その後、窯業指導所でやきものの基礎を学び、薪窯で作陶する堤綾子さんのお手伝いもしました。
窯業指導所で釉薬の勉強もした後、自分のやきもの作りを始めました。

 


 テストピースに釉薬を掛け 試験焼成

具体的なテーマ・イメージを決めて作り始め、

最後に色で完結させる。

 

ポットミル(釉薬を作るもの)

今も、いろいろな色の釉薬作りに挑戦し続けています。

 

ポットミルの中に

このボールと釉薬の材料を入れて作る

 

石膏 セッコウ の型

お客様の直接の反応が見えるイベントが好きで、

年に数回参加しています。
 実際に使いやすい形も考えながら、

自分の「カラー」を出した「明るく元気」な藍紗さんの作品は、
そのお人柄も含めて、多くの人に愛されています。

 

   「山笑ふ-彩の器-

   小松弦太×髙田藍紗 二人展」 4/1(日)まで