「どうして大きな作品を作るのか?」
井上雅之 ”NT-171″ 第24回日本陶芸展大賞
井上雅之さん(多摩川美術大学教授)の
お話を聞く機会に恵まれました。
作る過程で大切なのは
「作品と作家の対話があること」
「納得するまでやり続けること」
関わった密度・かかわり方の総量が見る人に伝わる
「作ったものがどう見られてもいい」という考えは違う
自分が世界をどう見ているかを表しているのが作品
夕日で涙して 感動を残そうとする時
夕日を見て感動したことがモチベーション
作り手は感じ取ったものを作り
見る人はそれによって夕日の見方を鑑賞している
とらえる対象は外にあり
その見方を作品にし
それの鑑賞者がいる
「自分以外を意識しないのは 作り手としては不十分」
ものを介して他の人とやり取りがある
鑑賞する人は 作品を見て世界を見る
大作ではなくても
「モノをつくること」の本質のような気がしました。
「第24回日本陶芸展」(茨城県陶芸美術館)9/3まで
「全国こども陶芸展」も同時開催 8/31まで
こどもの想像力は無限ですね。