PUNK パンク

     加藤 委(つぶさ)            ニュージーランド・カオリン(磁器)

 

「はじけること」「今ある自分を壊す、ぶち破る」のが 加藤にとってのPUNK

そもそものPUNKは 70年代ロンドン生まれ

パンクロックを中心にした反骨精神の象徴的なサブカルチャー

「茨城県陶芸美術館」で開催中の「PUNK 工芸ー魂の救済」

樂翠亭美術館(富山)の企画展示を気に入った金子館長が

一部入れ替えて笠間でも と決まったそうです

 

若尾 経(けい)                           磁 器

 

伊藤秀人(ひでひと)                薄作りの練り込み(練彩)

 

新里明士(にいさと あきお)   磁器にドリルで穴 素焼き後 透明釉(「光器」蛍手)

 

武田享恵(たけだ たかえ)                鍛金 錫(すず)

 

10作家によるPUNKとは

「時代にあらがうのではなく いかに自分を超えられるか」

 

「ぎりぎりのところまで突き詰めた制作」で「美しいもの」を追求するといった「造形」

ふだんの暮しで使いやすい「器」

どちらも 土・水・火という自然から生まれたもの

その可能性に魅せられます

 

5月18日まで   ぜひPUNK体験を 

 

 

ローズマリー  

 

すがすがしい空気につつまれた 雨上がりの笠間です

 

されど飯碗

穂高隆児  緑釉丼

 

白土に掛けると「織部釉」 鮮やかな緑ですが

笠間土(鉄分多く、焼くと赤くなる)に掛けると「緑釉」 深い緑に

こんな使い分けもあります

 

鶴野啓司  粉引飯碗

 

赤っぽい土に 白土の泥を掛け(化粧掛け)

上に透明の釉薬を掛ける

粉がふいたように見えると 「粉引き」(こひき)

それ以外は 「白化粧」(しろげしょう)

言い方を変える作家の方もいます

 

加我光司  焼締め飯碗

 

釉薬は「ガラス質の膜」で 汚れをつきにくくする効果もありますが

無釉の「焼締め」の潔さは魅力的

さっと水をくぐらせてから使うほうが安心ですが

変化は見えます

子どもを育てるように「器を育てる」 愛おしさを感じます

 

小山義則  灰釉飯碗

 

「ご飯茶碗」と「飯碗」(ご飯茶碗)

「茶碗」と「茶盌」(抹茶碗)

作家の方によっていろいろ

  たかが飯碗 されど飯碗

毎日食べるご飯のお茶碗は 大切な相棒 

 

モミジの新緑

枝の赤さも初々しく

 

5月の緑は ほんとにうれしい

 

印 花

森 恭  印花豆鉢 

 

「印花」は陶で作った印(スタンプ)を押して

そこに土を埋め込む(象嵌ぞうがん)技法

 

裏側も見事です

 

印花四方皿

 

「神は細部に宿る」  細やかな心が伝わってきます

 

笠間稲荷神社 八重藤 大藤   満開です

 

週一回朝6時から 稲荷神社境内での太極拳を始めました。

すがすがしい空気の中で体をゆっくり動かすと

細胞のすみずみまで生き生きとしてくるようです

 

体にいいこと 何かしてますか?

 

 

 

 

ひまつり最終日

髙橋協子  浦島太郎 オルゴール

 

端午の節句

 

オオデマリ

真っ白で 満開になりました

 

加我光司  焼き締め 花器

 

  笠間つつじまつり

  笠間稲荷神社の大藤・八重藤

どちらも満開 花いっぱい

 

大貫タツヤ

 

笠間ひまつり最終日。

今日も青空 お待ちしています。

 

 

 

阿 吽( あうん )

森 恭   阿 吽の 「阿」 

 

  阿 吽 の 「吽」

 

先日のウサギが嫁いだため

今回は「阿」「吽」の二頭届きました

 

「目」は 市川團十郎の見得「ニラミ」 金箔を貼り 赤黒の漆

「顔」は 下地用漆

「冠」の月は 阿が始まりの「三ケ月」 吽は終わりの「満月」銀箔で

「冠」の雲は 質感を変えて 銀粉で

「ウサギ」は 「五穀豊穣」 前にしか飛ばないので「前進」

白土のヒモ作りで丁寧に成形

 

森恭さん世界の奥深さを再認識しました。

 

トキワマンサク 紅葉

 

笠間ひまつり5日目 折り返し。

今日も暑くなりそうな笠間です。