鶴野啓司さん 2019.03.12 鉄釉窯変壺鶴野さんの工房にうかがいました。「窯変」の「よう」音に「妖しい」という文字がうかびます窯の中で 土と火が融合して得も言われぬ「変化」が生まれる作り手にも どう表れるかは計り知れない 白化粧 徳利「粉引き」と「白化粧」鉄分の多い赤っぽい土に白土の泥(泥漿 デイショウ)を掛けて施釉作り方は同じでも焼成後の景色の違いで 名前を変える鶴野さんから教えてもらいました 粉引き 鉢 紅葉手 モミジデ 湯呑み乙女がはにかんで ほんのり頬を染めたような 焼き締め ぐい吞み粘土で成形して焼くだけなのに灰が乗って 景色ができるおもしろさ 去年は 中国杭州今年は フランスで個展の予定益子の工事現場から出た土も使いふるいにかけたり砕いたりしての丁寧な土づくり土の個性を大切にあれから 8年たちました作り手 伝え手 使い手人と人をつなぐことを 続けていられることがしみじみありがたいと感じます