小山義則 さん

青瓷火間盌

漢字の使い分けをする作家のかたが、います。

「青磁」磁土(石を粉に 粒子細かく 吸水性くゼロ)

「青瓷」土に近い素材(吸水性ある )

「盌」抹茶碗のみに使う人も

「火間」は正面に化粧掛け(白泥の「化粧」)を抜く

 

小山(おやま)さんは、作品ごとに原土(掘り出した土)の扱いを変えています。

「はたき土」原土をつぶすだけ=原土の成分をすべてとりこむので、石なども入って

      土本来の味わいが出る

「水ぶるい」=「水簸(すいひ)」水で漉して、粘土分のみ使う

 

「一 土 二 焼き 三 つくり」という言葉があります。

やきもので、一般的に大切に考えられる順番。

小山さんは、土作りも釉薬の調合も自分でなさっています。

最近は「青瓷釉」の試験を重ねているとのこと。 

 

青瓷 ぐい呑み

素地の土・焼成温度などによって、結果がまったく変わります。

 

白瓷 片口 珍味入れ

貫入(素地と釉薬の膨張率によってできるヒビ)も味わいの一つ

 

粉引き 小碗

陶芸家として経験の長い小山さん 常に挑戦しています。

 

森 恭   粉引き鎬(しのぎ)花入れ

 

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はユリの花」

シャクヤクが 華やかに彩りを添えてくれる季節です。

 

 

 

 

阿 吽( あうん )

森 恭   阿 吽の 「阿」 

 

  阿 吽 の 「吽」

 

先日のウサギが嫁いだため

今回は「阿」「吽」の二頭届きました

 

「目」は 市川團十郎の見得「ニラミ」 金箔を貼り 赤黒の漆

「顔」は 下地用漆

「冠」の月は 阿が始まりの「三ケ月」 吽は終わりの「満月」銀箔で

「冠」の雲は 質感を変えて 銀粉で

「ウサギ」は 「五穀豊穣」 前にしか飛ばないので「前進」

白土のヒモ作りで丁寧に成形

 

森恭さん世界の奥深さを再認識しました。

 

トキワマンサク 紅葉

 

笠間ひまつり5日目 折り返し。

今日も暑くなりそうな笠間です。

 

森 恭 さん

トカゲ ドリッパー&ポット

 

ウサギ 貯金箱

額の飾りを抜いて、そこからお金を入れます 

 

  白ネコ

 

ユニコーン 掛け花入れ

 

 ドングリ カップ

 

ユニークな発想・造形力に圧倒される森キョーさんの世界

ぞっこんのファン多数

 

「舞台」庭 いろいろ花ざかりです

 

笠間陶炎祭(ひまつり)2日目

昨日の夕方の雨から一転 今日は暑くなるようです

会場の「芸術の森公園」駐車場より

特設駐車場からのシャトルバスのほうが

渋滞ストレスありませんので、ぜひどうぞ。

 

 

大貫タツヤ さん

タカイタカイ

 

水戸の鉄作家 大貫さんは、鉄なのにあたたかみを感じる作品を作ります。

 

石ノ上ニモ3年

 

自分用に買った後、再来店なさって友達用に買う方の多い作品

 

馬蹄の花入れ

 

「馬蹄」

日本では、交通安全のお守りー

馬は人を決して踏まないことから、車のバンパーに付ける方もいたようです。

西洋では、幸運のお守りー

口が広がっているので、幸せがどんどん入ってくる。

HERMESエルメスのシンボルも馬蹄ですね。

3か月おきに交換する馬蹄。

競馬ではアルミ製で、1レースごとに交換。

馬蹄には物語があります。

 

目しかないのに 愛くるしいのはなぜでしょうか?

 

オオデマリ

 

まもなく大輪で真っ白になります。

陶炎祭ひまつり 目前。

今年も、人やモノとの幸せな出会いがいっぱい。

 

髙橋協子さん

HORAI 蓬莱 ランプ

 

「蓬莱山」は仙人の住む山

「カメ」が浮いていて、不老不死の薬を運んでくる

世紀末に世の中を再生するのが「龍」未来永劫の象徴

 

桃太郎船 オルゴール  

 

協子さんは、民話や昔話を勉強し、そこからのテーマで作品作りもしています。

熱い思いを語るお話には、いつも引き込まれます。

端午の節句近くなり、

桃太郎・浦島太郎・武者オルゴールも届きました。

 

トキワマンサクが、鮮やかに華やかに

舞台の庭を彩っています。

「マンサク」は「まんず咲く」から来た言葉で

春一番に黄色い花をつけますが、その兄弟分。

 

笠間ひまつり(4/29~5/5)まで、あと1週間。

会場の芸術の森公園では、準備が着々と。

つつじまつ

稲荷神社の大藤・八重藤もそろそろです。

いろいろワクワク笠間の春です。